ごきげんいかがですか?
先日とうとうパスポートの有効期限が切れてしまってしょんぼりしているとみい(@tomii_momwriter)です。
はい、前回の
「コロナ禍でも留学できる! 2021 カナダ留学への道1」
の続きですね。
今回は、留学を進めるにあたって
「ここは外せないよ!」ということや、
コロナ禍ならではの苦労したことをご紹介します。
あ、でも決して
なんてことにはなりませんでしたのでご安心を!
留学に際し、頼れるところは何でも頼ってOK!
正直、ゼロからお子さんを留学に出そうと思うと、
海外にコネクションがないのであれは相当難しいと思われます。
ホストファミリーの選定、現地の後見人認証、高校探し…
個人ですべてやろうとすると、必ず不備が生じるといっても過言ではありません。
法が絡む要素もあるので、ここはすんなりと
留学系のエージェントか留学実績のある高校に入ってお任せする
という道を選んだ方がラクです。
餅は餅屋、ではありませんが、
頼れるところは頼ってしまった方がスムーズですし、ストレスもありませんからね。
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我が家の場合は、お子の通う高校の学科が国際系ということもあり、
本当に煩わしい書類作成関連は、ほぼ学校側が行ってくれました。
しかし!学校がカナダ側の高校との手続き等を行ってくれるとはいえ、
各個人で進めなければならない手続きもあります。
そこで、今回とみい家が行った手続きのあれこれをご紹介したいと思います。
コロナ禍ということもあり発生したことや、
「これってなんやねん?」と思うことも多々あったので、
参考になれば幸いです~!
手続き1:戸籍謄本/抄本を取得
留学をするにあたって、
書類作成の際、
一番最初に必要なのが戸籍謄本/戸籍抄本です。
我が家の場合、コロナ禍で留学期間の変更を余儀なくされたこともあり、
役所に2回取得しに行きました。
まぁこれは、仕事の合間を縫って行くこと以外、それほどストレスはありませんね。
2回で900円かかりました。
手続き2:デビットカードを申し込む
次に行ったのは、「デビットカードの発行」。
高校生の留学で、なくてはならないのがデビットカードです。
日本ではいまだ馴染みが薄い気がしますが、
海外ではキャッスレス決済が日本とは比べ物にならないくらい進んでいます。
高校生って、年齢的に個人名義でクレジットカードが作れませんから、
そんな時に役立ってくれるのがデビットカードなんですね。
入金額以上の買い物はできないですし、
海外のATMから現地通過を引き出せるのも魅力!
カナダでのお買い物は、
ぶっちゃけほぼデビットカードで生活できちゃうくらい、
流通しています。
VISA、Mastercard、JCBブランドから選べます。
加盟店数、特典など、ブランドによって違いがあるので、
VISA、Mastercard、JCBのどれを選ぶかの吟味大事ですが、
カードを管轄する銀行によってもキャンペーン等で特典があるので、
はい、吟味大事です。(大事なことなので2回言いました)
ちなみに我が家の周りは、VISA利用率が高いですね~。
手続き3:公証役場で後見人の宣誓を受ける
なんのこちゃ的な内容&書類ですが、簡単に言うと、
になります。
英文でも認証を取らなくてはいけないので、
証書代が高い(が仕方ない)。
今回、1万1000円かかりました。
で、公証役場ってなんやねん、ですよね。
公証役場とは、
全国にある法務省が管轄している役所のことで、
全国に約300カ所設置されています。
「役場」って書かれていますが、
いわゆる市役所や区役所、町役場とは全く違うのでお間違いのなきよう。
私を対応してくださった公証役場の方がとにかく親切で、めちゃくちゃ助かりました!
ちなみにコロナ禍ということもあり、
密を避けるため予約しないと受け付けてもらえませんのでご注意を。
もし地元の公証役場で希望日に予約が取れなくても、
同じ都道府県の別の公証役場でも予約が取れるので、心配しなくて大丈夫ですよ〜!
手続き4:銀行で英文の残高証明を取る
公証役場に行くのと時を同じくして、
学生ビザの申請をする1ヶ月以内に銀行へ行き、
カナダドル換算での英文残高証明も取得します。
おおよそですが、
半年間の留学で、預金残高が約80〜100万円(日本円換算)くらいあると、ビザ申請時に安心と言われました(ので、そのとおりにしました)。
で、この書類。
これまた時間がかかります。
地方銀行ですと、書類が完成するのに約1週間必要なので、これまた申請手続きの締切日ギリギリになって焦りましたね。
とはいえ少しなら融通を利かせてくれるので、もし時間がない場合は銀行員さんに相談してみるといいかもです。
手続き5:生体認証(バイオメトリックス)の登録
さぁ、ここからはだんだん手続きも大変になってきます。
次に行うのは、生体認証(バイオメトリックス)の登録です。
バイオメトリックスとは、
カナダへの不法侵入や偽装を防ぐため、
2019年から新たに必要になった個人認証のこと。
この登録が完結して初めて、
学生ビザ取得に向けた申請ができるようになります。
登録といっても、ややこしいことは全くなく、
手の指全部の指紋認証を行うのみ。
15分くらいで終わります。
ただし、保護者は施設内に入れませんので、ロビーなどで待機します。
…とまぁ、生体認証の登録自体はとっても簡単なので、
「どこが大変なんだ?」と思った方、
その疑問、大正解です。
はい。大変なこと、ちゃんとあります。
とにかく登録場所がえらいこっちゃなんです。
2021年8月現在、
登録できる場所は全国でたった2ヶ所。
「VFS Global」という、
カナダ政府公認のビザ申請手続きをサポートする機関でしか登録できません。
とみい家の暮らす町からは大阪が近かったので、
大阪で登録してきました。
参考:
VFS Global 東京
VFS Global 大阪
こちらの施設も、コロナ禍ということもあり、
予約しないと受け付けてもらえませんのでご注意を。
手続き6:学生ビザ取得のための審査
生体認証が登録できたら、いよいよ学生ビザの申請です。
コロナ禍により状況が刻一刻と変化するので、ここは注意が必要です。
ってことが普通に起きます。
もう不意打ちです。
忍者でもきっと太刀打ちできないヤツです。
これにより、我が家の留学が約1ヶ月半延びました泣
学生ビザの審査を申し込んでから、
毎日毎日メールボックスとにらめっこですよ。
しまいにはもう結果が出ないことに慣れてしまって、
審査通過のメールが来た時は本当に
っと声を上げてしまいましたやん笑
結局、我が家は学生ビザの申請が通るのにちょうど8週間かかりました。
最後に担当者さんに聞いてみると、
「コロナ禍の状況でも、
留学を受け入れてくれる国がまだ限られているので、
申請が集中→通過に時間がかかった」
とのことでした。
なかなか進捗メールが来ずやきもきしますが、
申請に不備がなく、地道に待っていれば、
ちゃんと審査は通過するので、
ここはじっと我慢です。
逆に言えば、かなりゆとりを持って申請を出した方がいい、ということです。
手続き7:新型コロナワクチンの接種
新型コロナワクチン接種はあくまで希望者なので、これは各ご家庭の考えで進めていけばいいと思います。
ただ、カナダの場合はワクチンが接種済みだと(2021年8月現在)
入国時の自己隔離と、入国後8日目の新型コロナウイルス検査の要件が免除に。
ただし、ワクチンはカナダ政府が認めたメーカーで、入国14日前まで必要回数接種し、英語、フランス語、または認定翻訳付きの接種証明書を提出する必要がある。
引用:カナダ公衆衛生庁ニュースリリース
という、ありがたーい優遇措置があるので、
我が家はお子と相談した結果、
接種することにしました。
ただしワクチン関連に関しては、
とにかく情報が刻一刻変化しており、
突然緩和される(逆もまた然り)ことも多々あるので、
常に情報アンテナを立てておくことが必要です。
実際、こうしてブログを書いている間にも変更が普通にあります…。
で、ワクチンの接種証明書ですよね。
日本では2021年7月26日から、
ビジネスや留学等の渡航者向けに、
各自治体から
無料で英訳もついた新型コロナワクチン接種証明書を発行してくれていて、
我が家でも渡航に向けてさっそく接種証明書を取得しました。
参考:厚生労働省/海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書について
ただし、2021年8月現在、
カナダ政府からこの自治体が発行する証明書がまだ公的に認められていないので、
通用するのか、はたまたダメなのか?
その辺りも含めて随時更新していきますね。
手続き8:カナダで使用するスマホの海外SIMカード注文
留学が数ヶ月~年単位に渡る場合、何が必要かってもちろん「携帯電話」なんですよね。
うん、現代人の宿命ですね。
もう、スマホがないと生活ができないくらい浸透しているから、ないと本当に生活に困る。
連絡ひとつ取るにしたってスマホがないと厳しいし、
そもそもカナダ入国の際、
「Arrive CAN」というアプリを入れておかないといけないので、
スマホがないとそりゃもうあらゆることに時間も労力もかかります。
そんなスマホちゃん。
日本で契約した状態のまま持って行っても、
国際ローミングでやりとりもできますが、
それだと月ン万円どころの騒ぎじゃないくらい携帯代がかかります!!!!!
そこで我が家では、
お子が現在使用しているスマホを、
海外SIMカードに差し替えて使うことにしました。
SIMロックが解除されているスマホなら、
現地に着いたらSIMカードを差し替えるだけで、はい、簡単に使えるようになっちゃうんですねー。
いろいろな会社から出ていますが、
日本で事前に注文しておけば日本語でやりとりできますし、
出国前にSIM入手+出国前に現地での電話番号もお知らせしてくれる会社もありますので、
ぜひ事前に手続きすることをオススメします。
ちなみに我が家では、
カナダ国内通話無制限、LTEは8GBの海外SIM
を契約しました。
これで月額$45(カナダドル)。
日本のスマホ代とほぼ同額で済みました(笑)
手続き9:渡航前のPCR検査
そして最後の手続き。渡航前のPCR検査ですね。
カナダ入国に際し、
カナダ政府の水際対策として、
飛行機に搭乗する72時間前以内に
PCR検査が義務付けられています。
例えば、日曜日の16時に搭乗するなら、
木曜日の16時以降にPCR検査をします。
病院によって検査から受取まで1日以上かかるところもあるので、
予約する病院にきちんと確認することが必要です。
あと、陰性証明は必ず英語で出してもらうこと。
これを忘れてしまったら、
せっかくの検査も台無しなのでこれも予約時に確認必須です!
病院によって異なりますが、
検査費用+陰性証明書発行で
だいたい3~4万円くらいかかります。
我が家は、
渡航者向けPCR検査を直前でやってくれる気楽さと、
検査実績の多さという安心感を優先し、
空港内の診療所で検査を申し込みました。
どうであれ、
感染が拡大している中、
とにかく新型コロナウイルスに感染しないよう、
渡航までは最新の注意を払って生活しなくちゃですね!
結論:2021年、コロナ禍でも留学できるから、とにかく早めに動くことが大事
手続きさえ早めに動けば、コロナ禍であっても留学の門戸は開かれています。
どんどん規制も緩和されていく流れになっているので、頑張って!
まとめ
(今回は大事なことがいっぱい!)
・エージェントや学校にお任せできるものはお願いしよう
・デビットカード作成は高校生の留学では必須
・公証役場では必ず予約してから手続きしよう
・貯金がないとビザ取得は難しいので要注意
・カナダ留学は生体認証が必須なので、東京か大阪で登録しよう
・学生ビザ取得は現在時間がかかっているので早めに手続きしよう
・カナダで使うスマホは、日本で海外SIMを契約した方が楽
・ワクチン接種済みか否かでで入国の際の違いがあるので要注意
・搭乗前PCR検査では、英文の陰性証明をもらうことを忘れずに
・結果、今あるチャンスを逃さずに行こう!
そうそう。
手続きをしているときって恐ろしいほど月日が過ぎるのが早いです。
スーツケースをはじめ、留学のための生活用品も同時進行で進めましょう~!