どうもどうも。
とうとうお子との英語力が天と地くらいの差になってしまったとみい(@tomii_momwriter)です。
唐突ですが、
お子がね、カナダに留学に行っちゃいまして。
コロナ禍で情報が錯綜しまくっている中での出発を経験しましたよ。
もうね、まず学生ビザの許可が予定より1ヶ月半も遅れたとか、
新型コロナウイルスのワクチンが間に合わないかもとか、
とにかく怒涛の数ヶ月でした…。
やっぱイレギュラーな状況下での留学は大変です。
でも、タイミング的に今しかチャンスがないなら、行くしかないんですよね。
だってこのような状況下でも留学の門戸は開いているのだから。
というわけで、きっと他にも我が家のようにアタフタされている人がいるかも…と思い、
お子からの現地情報をもとに、
特に心配である「空港でのカナダ入国手続き」に情報を絞りお伝えしたいと思います!
(ちなみに、今回の情報は2021年8月末現在の情報です。
情報は常に変わっていますので、詳しくは政府や航空会社を参考にしてください。)
少しでもお役に立てれば幸いです。
カナダ留学を進めようとしている方、準備を始める方は、こちらの記事も参考にどうぞ〜!
日本の新型コロナワクチン接種証明書って使えるの?
ワクチンが2回接種済みでカナダに留学する際、いちばん気になるのはこの情報でしょう。
「2021年7月26日から始まった、各市町村で発行される(←無料です)「海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)」は果たして使えるのか?
結論から言います。
2021年8月末現在、厚労省のHPを見ると、
カナダって新型コロナワクチン接種証明書が使用可能な国に入っていないんですね。
あら困った。
【2021年9月1日現在】
とうとう日本のコロナワクチン接種証明書の使用可能国に、カナダが加わりました!!
よかったよかった♪
(以下、当時の空港現場での様子を読むと、「そりゃ使用可能になるよね〜」って分かるかと思いますのでもしお時間があれはそのまま読み進んでやってください。)
とはいえまだ空港でのランダムPCR検査はあるので、次の目次の内容以降は知っておいた方がいいですよ〜!
(参照:厚生労働省「海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書が使用可能な国・地域一覧」)
そこで飛行機の手配をしてくださった旅行代理店の担当者さんに相談したところ、
「とりあえず、現地でダメ元覚悟でこちらのワクチン接種証明書を持たせましょう」
とのお返事が。
さっそく市の保健センターに問い合わせ、手続きをして持たせました。
なぜこんなチャレンジ案件になったかというと、
2021年8月末現在、カナダ入国に際し、
カナダが認定しているワクチンを規定回数接種済みであれば、
英語もしくはフランス語の証明書を提出する旨のことが書かれているものの、
その証明書、どの書式が効力が強いかなんてところまで書かれていないんですね~。
なので、なかには
「厚労省のコロナワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)がカナダにまだ認められていないから、然るべき翻訳機関に依頼して、英文の接種証明書を持って行く」
とおっしゃる方もいるかと思います。
…で、実際のところどうだったかというと。
市町村で申請を出したコロナワクチン接種証明書で、ちゃんとパスできました。
がしかし!!!
現地空港(我が家はバンクーバー国際空港)でランダムにピックアップされるPCR検査の検査対象に当たってしまったら、ワクチン接種証明書を持っていたところで従うしかありません。
つまり、考え方によっては
「日本人が持ってきたワクチン接種証明書」であって、
「それでもPCR検査はランダムでやらせてもらうからヨロシクね!」
ってことじゃないのか?
という結論に至るわけでして…。
しかもこのランダムPCR検査、結構な高確率で当たります。
今回我が家のお子を含め、高校から3人でバンクーバー入りしましたが、3人中1人がランダムPCR検査に選ばれました。
単純計算で、約30%の割合ですね。
ちなみに残りの2人はもちろん、
市町村で発行してもらったワクチン接種証明書で、さくっと入国できましたよ。
ランダムPCR検査対象に選ばれた1人(つまり我が家のお子です笑)は、
そのまま検査場に移動し、検査を受けました…。
ただし検査自体は、係官の指示に従って受けるだけなので何も心配しなくて大丈夫です!
(ちょっと時間が余分にかかるだけです)
空港でPCR検査に選ばれても、事前にFlyClear(LifeLabs)に登録しておけば安心
まさかの我が子が選ばれし者になるとは…
だったのですが、
こんなときのために事前にCOVID-19テストのフォームに登録しておいてよかったです。
「なんやねんそれ?」って思いますよね。
ええ。
我が家も最初はキョトンでした。
さてこのフォーム。
搭乗する1週間ほど前に、
航空会社からメールで届きます。
内容は、
「事前にCOVID‑19テストに登録しといてね。これにより、空港でのより迅速なテスト体験が可能になるよ~」
というもの。
我が家はエアカナダを利用予定だったので、エアカナダからメールを受け取りました。
受け取ったら速攻で翻訳サイトで和訳してくださいね。
(もちろん「そんなの使わなくてもいけるわい」って方はこのくだりはすっ飛ばしてください)
で、このCOVID-19テストのフォーム。
カナダ入国の際の空港によって、登録方法が異なります。
•モントリオール–トルドー空港(YUL):Bironに登録します。
•トロントピアソン空港(YYZ):SwitchHealthに登録します。
•カルガリー国際空港(YYC):アルバータ州政府のサイトに登録します。
•バンクーバー国際空港(YVR):LifeLabsに登録します。
(参考:LifeLabs)
我が家のお子たちは、バンクーバー国際空港からカナダ入りをするので、LifeLabsの「FlyClear」というフォームから入力します。
ここで、名前やメアド、日本の住まい、カナダでの住まい、パスポートナンバー、フライト情報、ワクチン接種状況などの情報を、指示に従って
カタカタカタカタ…
と打ち進めていきます。
はい、ここで注目〜!
最後にパスワードを作成し、提出ポチッとなをすると、登録IDナンバーが書かれた画面が出るので、必ずスクショを撮っておいてください!
また入力時に設定したパスワードは、
空港でのPCR検査に選ばれたら後日メールで結果が来るので、
そこにアクセスする際に必要になるのでとっても重要です。
ちなみに、我が家のお子は見事に空港でのランダムPCR検査に選ばれましたが、
事前登録しておいたおかげで、いたってスムーズに終えることができ、
1日もしないうちに「陰性だったよ」のメールが届きました。
↓↓↓こんなやつ。
ほっ。
お土産のお菓子などの食品は、申告しなくても大丈夫?
はい、次は持ち込み食品についてですね。
月・年単位で留学に行くなら、そりゃ日本の食品は必須で持って行きたくなるってもんですよねぇ。
ネットの掲示板などを見ていると、
「別にわざわざ申告しなくても大丈夫!見つからなかったよ〜!」みたいな答えがあったりしますが…。
です。
カナダには肉類や乳製品、ナッツをはじめ、カナダの生態系に影響を与える可能性のあるものは持ち込めません。
となると。
日本からのお土産お菓子で不動のナンバーワンとも言われている(※とみい家調査)
「柿の種(柿ピー)」
って申告するの?しなくていいの?
どないやねんっ!
という話になってくるんですよ。
実際の話、海外の人に渡してほぼ間違いなく
「ウマウマやないかーーい♪」
ってアメージング反応してくれるのが柿ピーですし。
せっかく持ってきたんだし、没収されるのが嫌だから申告しないですり抜けよう!
と思いたくもなりますが。
なので、必ず申告しましょう。
ちゃんと申告して、さくっと係官が通してくれたら何の問題もありませんから。
仮に無申告で見つかった場合、
荷物の隅々まで調べられるわ、時間はかかるわ、罰金もありうるわでいいことなんて何もありません。
我が家のお子も、ちゃんと申告して無事通過しました。
サクサクに通してくれたそうです。
ほっ。
税関の申告書類って、どこで書くの?
じゃあ持ち込む食品を申告するとして、
「それってどこで書けばいいの?」
って話ですよね。
はい。これも簡単です。
飛行機から降りて人流に任せて歩いていくと、入国審査をする前に
「Kiosk」という端末に遭遇するのでそこで申告をします。
バンクーバー国際空港の場合は、
飛行機を降りて5分ほど歩きエスカレーターをいくつか下ると、
巨大なトーテムポール2基がお出迎えしてくれるんですが、
その奥にある四角い端末が「Kiosk」です。
もし英語が分からなくても、
…いやそうじゃない。
安心してください。日本語が選べますよ。
そこで顔写真、渡航目的、滞在日数などをポチポチ選択し進めていくと、
申告ページに遭遇します。
そこで食品の箇所だけ「はい」にすればいいだけです。
申告が完了したらレシートが出るので、パスポートと一緒に係官に提出します。
学生ビザの発給って、すぐにできる?
日本で学生ビザの認証がおりるのを散々待ったので、もうビザがおりてると思いがちですが、
実はカナダ入りしてから発給してもらうんですね。
なので、これも入国の際に手続きをします。
我が家のお子は新学期前の夏休み時期に渡航したせいかもしれませんが、ここでも並ばされましたね〜。
我が家のお子たちは、
入国審査と学生ビザの発給で3時間ほどかかりました。
(ランダムPCR検査に見事選ばれちゃったからというのもある笑)
ここでワクチン接種済みの人は、
注意書きやルールが書かれた案内レターを渡されるので、
滞在先に着いたらちゃんと目を通しておきましょう。
そのまま日常生活をスタートできます。
ランダムPCR検査に選ばれても、
我が家のお子もワクチン接種済みなのでこのレターを貰いました。
もちろん、選ばれし者は(勇者かよ)
ちゃんと陰性結果が届くまでは隔離で。
(3日もあれば届くと言われたそうです。で、1日かからず届いた)
おっと話がそれちゃいましたね。
我が家はバンクーバーからさらに国内線に乗り継いで留学先に行ったので、
トランジットは4時間のゆとりを持って手配してもらいました。
おかげでお子たちは全員乗り遅れることなく、
無事最終目的地まで到着し、
ホストファミリーと合流できました~!
ほっ。
結論:コロナ禍状況下では情報が常に変化しているので、最新情報を必ずチェックして渡航すべし
我が家のお子はワクチン2回接種済みでカナダに入国したわけですが、ランダムのPCR検査に選ばれたりして、必ずしもノンストレスで通過できたとは言えませんでした。
しかし、きちんと手続きや申告をすれば、大きなストレスを抱くことなくきちんと入国できます。
ランダムPCR検査も半日ほどで陰性結果が届きましたしね。
今回はカナダの空港での手続きに絞って情報を書かせていただきましたが、もちろん72時間前のPCR検査や、ArriveCanアプリに情報を入力・送信しておくことなどは義務となっていますので、必ず済ませておいてくださいね!
まとめ
・新型コロナワクチンの接種証明書(ワクチンパスポート)で入国は可能
・ランダムでPCR検査を行っているので、FlyClear(LifeLabs)に必要情報を入力、提出しておくこと
・FlyClear(LifeLabs)のIDとパスワードは必ず記録しておくこと
・税関申告書は、紙ではなく「Kiosk」という端末で行うよ
・食品を持ち込む際は、申告欄に必ず「はい」にチェックを入れよう
・空港での入国審査~学生ビザ発行は3時間前後かかるから、乗り継ぎの際はゆとりを持っておこう
・結果、事前準備をしっかりしておけば大丈夫!
【!!! 注意 !!!】
コロナ禍の状況につき、情報が刻一刻と変化しています。
我が家の情報はあくまで一例です。
最終的には各機関の情報等を確認し、みなさんご自身で判断してくださいね。
空港での情報収集とともに、
スーツケースをはじめ、留学のための生活用品や
ホストファミリーへのお土産購入なども同時進行で進めましょう~!